Oily Boy
今日の午前中、8月のレースのため愛するMotoGuzziのレーサーの仕様変更を行った。
仕様変更とは、テクニカルコースの筑波サーキットから高速サーキットの岡山国際サーキットにギア比をあわせる為に、デファレンシャルを組み替えたのです。
マシンをジャッキアップして、リアタイヤを外し、リアサスペンションユニットも外す。リアスイングアームに四本のスタッドボルトでがっちりと固定されたいるデフケースを、筑波仕様の7/33から岡山仕様の8/33というギアが組み込んであるもう一つのデフケースと交換するのです。一人でガチャガチャと奮闘する事、小一時間。
MotoGuzziは普通のオートバイとは違い、駆動方法にチェーンではなくドライヴシャフトを使っているため、こんな大掛かりなこととなります。チェーン駆動のオートバイなら、リアタイヤを外して、リアホイルについているスプロケットを交換すれば終わりである。(作業時間およそ30分)
機械いじりは嫌いではないが、この作業は場所柄、手にグリスがべっとりついて、指の爪先の中がオイルとグリスで真っ黒になり2・3日落ちないのが玉に瑕だ。
軍手をすればいいじゃんという人がいるが、熱くて車体に触れない時は確かに軍手をするが、冷えていて直接素手で触れる時は、素手のほうが細かなデリケートな作業がしやすいので、どうしても爪の間が汚れてちゃうんですよね。
ただ、黒ずんだ爪先を見ながら「齢38歳、僕はまだまだOily Boyだ。」とほくそえむ自分がいました。
なぜほくそえむかって・・・それは私の敬愛する人物、白洲次郎氏もOily Boyだったからです。私なんかとじゃレベルは全然違いますけどね・・・ただ嬉しい事に誕生日は同じなんですよ。
白洲次郎氏は1902年の2月17日生まれ、私はその65年後に生まれています。
「ただそれだけのこと・・・」って言われるとその通りなんですけどね。
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コメント
白洲次郎さんが何故oilyboyと呼ばれたのか教えて下さい。
投稿: 一老人 | 2005年7月31日 (日) 16時43分
一老人さま
> 白洲次郎さんが何故oilyboyと呼ばれたのか教えて下さい。
白洲氏がロンドン、ケンブリッジ大学留学当時、ベントレー3.0lt、ブガッティtype35をお持ちで、週末にはその車でブルックランズ通いをされていたようです。もちろん観客ではなくてバンクを走るために。
でも学生でベントレーとかブガッティのオーナーって凄いを通り越して、現実離れしてますよね。
投稿: 松永 | 2005年7月31日 (日) 16時57分