Return of The Missing Ring
6月22日の記事『SUPERCALIFRAGILISTICEXPIALIDOCIOUS!』で紹介しましたBenelli250/4が、今店頭に並んでいる八重洲出版のオートバイ本“別冊モーターサイクリスト”のグッド・ウッド・フェスティバル・オブ・スピードの記事中のカラー写真の中に小さく出ているのを発見しました。
正直、物凄く驚いた・・・本屋で手に汗握りました・・・現車がちゃんと戦争をくぐり抜けて生き残っていた・・・・(涙)
このマシンは戦争のドサクサ(Benelliのぺサロの工場は連合軍の爆撃を受ける)で行方知れずとなっていたということでしたが、貴重なマシンはアルファがそうしていたように安全な所に疎開してて、誰かが死蔵していたのでしょうか?
それが今頃、レストアを終えて出てきたと。
四輪の方ではそういった話は結構ありますよね。ポルシェがチシタリアのGPマシンをアルゼンチンから奪還した話(これは戦後の話ですが)だとか、英国人がソ連崩壊後のラトビアのリガからアウトウニオンのPヴァーゲンをばらばらの状態で木箱に入れ、官僚に賄賂を渡し、なんとか西側に持ち出した話、ドライバーと共に墓に埋葬されていた戦前のメルツェデスGPをバブル期に金に目がくらんだ人々が掘り出した話、・・・この手の話はつきません。
でも今回、本屋で立ち読みをしていて、ちゃっちゃなBenelliの写真を見つけた時、まるで戦争や動乱で失われたと思われてきた名画が返ってきたようで、美しい物好きの私としては、大変うれしく、機会があれば実車をこの目で見てみたいものです。
ひょっとして今年のコンコルソ・イタリアーノに出てくるのかな?
かつてこの会場で見た、アゴスチーニが乗ったMV agusta350-3気筒の本物のコンパクトなかっこよさに打ちひしがれました。
ちなみに四輪は美しい水色のぺガソ・・・(遠い目)
瓶星さま、今年ラグナ・セカ行くの?行くのなら偵察よろしく!
今年のテーマは「シャパラル」でしたっけ?
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コメント
残念ながら今回は行きません、シャパラルは見たいのですが・・・ちょっと変わってしまって残念に思っているところもあるもので。
それに今年は転職したばかりで、夏の予定が決めにくかったというのもありますが。
次回はたぶん行きます。
そして、近いうちにコンコルソ・イタリアーノにエントリしたいものだと・・・
グッドウッドも行きたいね。
投稿: 瓶星 | 2005年7月28日 (木) 22時06分
瓶星 さま
あなたのF.B mondialなら十分コンコルソ・イタリアーノにでる資格は有ります。
頑張ってレストアに励みましょう。
私も最大限の協力はさせてもらいます。
投稿: 松永 | 2005年7月29日 (金) 08時38分