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2005年6月20日 (月)

茶を喫むという事

 新茶の季節。良い季節になりました。

 珈琲よりも緑茶が無いと駄目な私、朝食後の一杯がないと一日やっていられない性質なんです。

 一連の動作を説明するとこうだっ!!

 煎茶用の急須に茶葉を入れ、湯冷ましに熱いお湯を入れてちょっと冷やし、熱ヌルな感じの湯温になったら急須にそのお湯をいれて待つことしばし。小さな煎茶茶碗に急須から移し、美しい翡翠色の煎茶ができあが~るのである。

 茶は「飲む」のではなくて「喫む」のである。ちなみにちょっとお年を召した方々は煙草も「吸う」なんて野暮な言い方はしないで「喫む」と言っていた。

 熱ヌルな温度で出したお茶は苦味が少なく、旨みを伴う甘さがあり本当に「イィッ!!」。

 貰い物で良いお茶なんか貰った日には、半日小躍りして大喜びである。<踊る宗教か自分!!

 ちょっと自分には「違うな・・・」といったお茶の葉がある時は、さながら錬金術師(錬成陣や等価交換の原則なんてものは必要ないです。)になったように『駄目な煎茶』から『美味しい松永スペシャル』にブレンドをする楽しみがある。

『松永スペシャル』とは?

簡単に言うと煎茶に抹茶が混ぜて、旨みを補完したお茶の事です。

じゃあただ抹茶を混ぜればよいの・・・?

答えはブッブー。

 松永スペシャル・・・その混ぜる抹茶の量を決めるのは、まるでケイヒンのFCRキャブレターのセッティングのごとく細心の注意を払い、(キャブは濃く→薄くが鉄則だが、抹茶のブレンド量は薄く→濃くが鉄則、なぜってそれは国会で決まっているから。(ウソ))茶葉にもよるが、うっすらと茶葉に抹茶の粉が纏わり付く程度に、そして決して忘れてはならない隠し味が存在する。<大げさ

隠し味とは・・・・化学名『グルタミン酸ナトリウム』、商品名『味の素』。

 これをお茶を入れる煎茶急須一杯に対して耳掻き一杯弱、なぜ味の素って・・・?国会で決まっているからと言うのは冗談で、前述の煎茶の味の命!『旨みを伴う甘さ』とはアミノ酸由来の味覚なのである。動物由来のアミノ酸旨みならイノシン酸ベースのかつお出汁とかになるのだが、植物由来なら有無を言わさずグルタミン酸である。

 なお抹茶は劣化が早いので飲む直前にブレンドだ!

 こうやって私の一日は始まるのです。

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